含まれる物質は、サポニン(アエスシンが13%を占める)、フラボノイド、タンニン、カロテノイド、デンプン、クマリン。
禁忌 肝臓や腎臓に疾患のある患者は、長期治療を避けるべきである。
血栓塞栓症では、セイヨウトチノキの製剤を使用することは望ましくない。
血液循環の変化や乳汁中への移行があるため、妊娠中や授乳中の服用は勧められない。
抗凝固剤グループのある種の薬剤の作用を増強する可能性がある。
副作用 アエスシンを含む栄養補助食品は耐容性が高い。
高用量で内服すると、頭痛や胃腸(消化器)の不調が起こることがある。
外用では、かゆみや接触性皮膚炎(皮膚の炎症)が起こることがある。
薬に含まれる物質に対するアレルギー反応が起こることもある。
高用量では腎毒性作用(腎障害)も報告されている。
吐き気、嘔吐、心不全、呼吸不全、さらには死亡などの副作用が、植物の生の部分を摂取した場合に観察されている。 したがって、投与量をコントロールする必要がある。
通常の摂取量は1日600mgで、アエスシン100mgに相当する。 維持量はもっと低い。
お茶、葉、花、果実でさえも、体に害を及ぼす可能性があるため、適切に処理する必要がある。
興味深い事実 2006年、研究者たちは、慢性(長期)静脈不全(不全)におけるセイヨウトチノキエキスの効果をプラセボと比較する研究を行った。
その結果、有効成分の使用により、プラセボと比較して下肢の痛みと腫れが軽減したと結論づけられた。
ソースGetty Images 植物自体の単離されたエッセンスやエキスは、治療的に使用される。
試験管内で使用されたアエスシンは結腸癌を緩和した。A. chinesisから 単離されたアエスシンは、試験管内(in vitro)で急性および慢性骨髄性白血病に有効であった(増殖-細胞分裂の減少)。 この場合、癌の治療は楽観的であると思われる。
活性物質であるアエスシンは、医薬品やサプリメントの形で医師から処方される。 また、この物質を含有する規制製剤も市販されている。
クマリンは紫外線から身を守るため、日焼け止めに配合されている。